この度理事長に就任致しました平井です。
この東京マンションコミュニティセンターはNPOとして豊島区の中でも8番目に立ち上がり、今まで耐震問題・アスベスト問題などのテーマで豊島区の後援、協賛でセミナーをいろいろやってまいりました。
私自身20数年間池袋のマンションの管理組合の理事や理事長をつとめてまいりました。
以前は将来戸建てに住み替えるためのワンステップと考えていた区分所有者は管理組合と管理会社の区別、又専有部分と共用部分の区別があやふやな人も多くて中には長期にわたって理事長を同じ人がやっていたためにの金銭トラブルを起こしたり、管理会社にいいように食い物にされたりといったマンションが全国に多くみられました。
その後区分所有者もいろいろな情報や知識を得たりして、管理組合としての自主運営も昨今増えてきたように思います。
反面最近の大手デベロッパーの新築マンションはタワー・大規模マンションが多くなり、デベロッパー系列の管理会社がそのまま管理して、理事・理事長は一年毎の輪番制というのが一般的になってきました。
区分所有者の憲法ともいわれている管理規約も販売時のひな形をそのまま使っているのが現状です。
郊外の庭付き一戸建てに住んでいて子供が独立、庭の手入れ階段の上り下りや車の運転が苦になったり、防犯上などの理由で都心のマンションへの住み替えが増えていたり、最近では永住型のマンションが多くみられます。
日常的には大変快適なマンションライフですが、一戸建てと違い区分所有法という法律に、あるときは守られあるときは制約を受けております。
そういうマンション生活にかかわる諸問題がおきたとき何処に相談にいけばいいのでしょうか?
行政に住民課がありますが「区分所有法」すら熟知していないところが多くみられます。
豊島区では現在マンション住民が分譲マンションだけに限っても30%にもなっております。
今後当TMCCではそういう行政の窓口の専任担当の設置を求めることや防災の際の避難訓練などを、各町会等と連携して実施していけるよう一歩ずつですが行っていきたいと思っております。 |